そして,アイマス2のトゥーンシェーディングが大きく進化したのは,基本的に淡色塗りつぶしという感じが強かったトゥーン処理に,微妙な表情を与えたことだ。  とにかく写真を見ていただきたい。この「センシティブトゥーン」と名付けられた処理は,デザイナーからの「静止画でも可愛くして」という要望があって開発されたものだという。トゥーンシェーディングは,どうしても情報量が少なくなるため,動いているとごまかしが聞く部分も大きいのだが,静止画だと物足りなく感じられる場面も少なくない。それで微かな陰影が追加されたもののようだ。  しかし「凄いでしょ」「これを見ると,もう後戻りできない」と大いにアピールされたものの,詳しい説明はなかったので,実際のところなにをしているのかがよく分からない。  最初はトーンマップ全域にグラデーションがかかっているだけかとも思ったのだが,右の絵を見ると,上着の下の陰影の付き方が明らかにセルフシャドウとは違うように思える。なんとなく前述の新型トゥーン処理に,アンビエントオクルージョン処理を薄く重ねているのかなという雰囲気はあるのだが,シェーダに与えるパラメータを変化させるだけで実現しているとのことなので,そこまで重い処理ではないはず。効果としては,アニメ調の全体的な質感は維持したまま,ほんのりとした立体感が加わっている。セル画でいうと,塗りだけじゃなくエアブラシ仕上げも重ねた感じだ。セルフシャドウだけでは陰影が付かない部分の処理内容は気になるが,たまたま法線がそうなってただけだろうか? まあ,とりあえず,かなりいい感じの仕上がりになっているのは間違いないのだが。 (via 4Gamer.net ― [CEDEC 2010]「次世代アイドルマスター」はこうして作られている! トゥーンシェーディングの概念を覆す最新処理とは)

Notes